後世への最大遺物

静岡県掛川市を拠点とするベンチャー企業 株式会社あらまほし代表のブログです

起業するとは経営者としての人生を選択するということである

他人の失敗から学びなさい。あなたがすべての失敗を経験できるほど人生は長くないのだから。

−エレノアルーズベルト

 

和波俊久『ビジネスモデル症候群 なぜ、スタートアップの失敗は繰り返されるのか?』(技術評論社,2017)を読んだ。

 

本書の要点は以下の通り。

  • バイアスのかかった仮説検証、直感に依拠したアイデア、経営の度外視、手段の目的化、失敗のループといった"ビジネスモデル症候群"にかかることで、多くの起業家が失敗している
  • 起業を成功させるための第一要因はビジネスモデルではない
  • ビジネスモデル崇拝から脱却し、「経営」と「人生選択」という起業の本質に立ち返る必要がある

 

自分自身、創業して2年と少しになる起業家(一応)だが、本書の言う失敗のループにまさに嵌っている。

これまでの2年間に日本茶Eコマース、日本語オンラインレッスンという2つの自社事業を立ち上げているが、いずれも成功したとは言い難い状況で頓挫した。

 

どうしてもビジネスモデルをその原因だと決めつけ、また新しいビジネスモデルのアイデアを創らないと……という考えに囚われていたが、必ずしもそれだけではないのかもしれないな、とその考えを改めることができた。

むしろ本書の「起業とは経営を続けることである」という観点から言えば、生き残ってはいるわけなので、まだ失敗したとは言わなくてよいのかもしれない。

 

筆者は「起業家の1年目の仕事とは、『やりたいこと・できること・求められることの3つを一致させるための仕組み』を構築することだ」(p.178)と述べている。

すでに3年目で未だにこれらができていないのは甚だ問題だが、こうした仕組みを構築し、失敗のループから抜けられるよう起業家としてのReスタートを切りたい所存である。