後世への最大遺物

2015年に静岡県掛川市で起業した一人社長のBlogです。日々の雑感や経営の話など。

レビュー

起業するとは経営者としての人生を選択するということである

他人の失敗から学びなさい。あなたがすべての失敗を経験できるほど人生は長くないのだから。 −エレノア・ルーズベルト 和波俊久『ビジネスモデル症候群 なぜ、スタートアップの失敗は繰り返されるのか?』(技術評論社,2017)を読んだ。 本書の要点は以下の…

未来を想像/創造させるアニメーション〜『ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』

VR・AR関係者必見という噂を聴いて『劇場版ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』を観てきた(なお僕はVR・AR関係者ではない)。 ちなみに僕はこれまで『ソードアート・オンライン』は原作未読、TVシリーズ未視聴であり、SAOの世界にまったく触…

ムーヴメントを生み出すために〜『始まりを告げる《世界標準》音楽マーケティング』

ムーヴメントとは 高野修平『始まりを告げる《世界標準》音楽マーケティング 戦略PRとソーシャルメディアでムーヴメントを生み出す新しい方法 』では、世の中の「盛り上がり」をファッド、ブーム、トレンド、ムーヴメントの4つに区分している。 ファッドは数…

人を分かつ境界〜「ノー・エスケープ 自由への国境」(原題:DESIERTO)

恐怖を覚える映画だった。 エイリアンよりジェイソンより、単に銃を持った人間の方が怖い、ということをひししひしと感じた。 物語は非常にシンプルで直線的。 メキシコから移民たちが非正規入国する →その移民たちを国境で発見したアメリカ人が殺す →移民た…

物語の力で世界を変えるということ:山本弘『アイの物語』を読んで

「その候補者に選ばれる資格は何だ?」 「物語の力を知っていること」 「物語の力?」 「フィクションは、『しょせんフィクション』ではないことを知っていること。それは時として真実よりも強く、真実を打ち負かす力があることを」 ----- 山本弘『アイの物…

『帰ってきたヒトラー(原題:ER IST WINDER DA)』感想

2016年9月8日、浜松にあるシネマイーラにて『帰ってきたヒトラー(原題:ER IST WINDER DA)』を観てきた。 gaga.ne.jp 現代にタイムスリップした本物のアドルフ・ヒトラーが、モノマネ芸人として誤解されてTVに登場し、瞬く間に人々の心を掴み、スターとな…

「素晴らしき哉、人生!」

フランク・キャプラの『素晴らしき哉、人生!』(1946・米国)を久しぶりに観た。 ここ数ヶ月、事業面で精彩を欠く日々が続いており「なんか元気が出る映画、観たいな…」と思ったときに真っ先に浮かんだのが同作だった。 あらすじ 自分の夢を追いながらも父…

感想戦:瀧本哲史『読書は格闘技』

エンジェル投資家である瀧本哲史氏の新刊『読書は格闘技』をジュンク堂書店池袋本店にて購入、そのまま近くのCOFFEE VALLEYにて読了しました。 本記事はその「感想戦」となります。